武器製造業者

[題名]:武器製造業者 [作者]:A・E・ヴァン・ヴォクト  ヴァン・ヴォクト氏の〈武器店二部作〉第二弾です。  前作『イシャーの武器店』は、元々別の中短編として発表された作品を再構成・加筆して書かれたという経緯ながら、バランスの取れた良作として成立した物語でした。  一方で本書は、闇鍋のごとく様々なSFガジェットを詰め込みつつ、宇宙規模の危機を枠に据えた、ワイドスクリーン・バロ…

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イシャーの武器店

[題名]:イシャーの武器店 [作者]:A・E・ヴァン・ヴォクト  本書『イシャーの武器店("The Weapon Shops of Isher")』は、奇才ヴァン・ヴォクト氏の〈武器店二部作〉の第一弾です。  舞台は今から七千年後の未来、イシャー帝国が地球を支配する時代が舞台となりますが、ここに二十世紀アメリカの新聞記者マカリスターが意図せず時間を飛び越えて来てしまったことで物語は…

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忠誠の誓い

[題名]:忠誠の誓い [作者]:ラリイ・ニーヴン&ジェリー・パーネル  SF黄金コンビ、ニーヴン氏とパーネル氏による、アーコロジーを舞台としたサスペンスストーリーです。  アーコロジーとは、一つの都市機能を丸ごと一つのビルに集約してしまったような超巨大建築物のことです。ゲーム『シムシティ』でご存知の方も多いのではないでしょうか。  本書はそのアーコロジーそのものではなく、アーコロ…

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サイバー・ショーグン・レボリューション

[題名]:サイバー・ショーグン・レボリューション [作者]:ピーター・トライアス  ピーター・トライアス氏の〈歴史IFもの〉、第二次世界大戦で枢軸国側が勝利した世界に、日本製アニメのお家芸・巨大ロボットをミックスした異色作〈USJ〉三部作の最終巻です。  一作目『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』では、戦後ドイツと日本により分断支配されたアメリカの日本領(ユナイテッド・ステイ…

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宇宙製造者

[題名]:宇宙製造者 [作者]:A・E・ヴァン・ヴォクト  奇才ヴォクト氏の、タイムパラドックスが絡んだサスペンス風異色SFです。  冒頭から批判してしまいますが(^^;)、本作はかなり訳が分からないストーリー展開となっています。読後も腑に落ちない読者が多いのではないでしょうか。(特に、タイトルの「宇宙製造者」関連)  実は、これには理由があります。本書『宇宙製造者("The U…

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捜査

[題名]:捜査 [作者]:スタニスワフ・レム  巨匠スタニスワフ・レム氏の、古典的な推理ものの体裁を取ったメタミステリー小説です。  ストーリーとしては、ロンドンで起きた奇怪な死体消失事件の謎を警部補が追いかけるもので、展開にはいわゆるSF(あるいはホラー)的な要素はほとんどありません(作中人物が半ば冗談で「異星人の仕業」とする場面もありますが(^^;))。作風としてはカフカエスク…

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金星応答なし

[題名]:金星応答なし [作者]:スタニスワフ・レム  本書は、二十世紀共産圏におけるSF界の巨匠スタニスワフ・レム氏の処女長編であり、実質的なデビュー作と言われます。SF作家としての氏のキャリアは、本作から始まるようです。  物語の主軸となるのは、二十一世紀に金星へ向かう探検宇宙船コスモクラートル号と、乗員一行が出くわすことになる金星文明です。後年、レム作品の一つのテーマとなる異…

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スターシップと俳句

[題名]:スターシップと俳句 [作者]:ソムトウ・スチャリトクル  本書は架空の日本を題材とした、〈ポストアポカリプスもの〉(破滅後の世界を描くお話)の異色SFです。  作者のスチャリトクル氏は作曲家にして小説家、タイ王家の血筋で、幼少時から父親に連れられて世界各国を移動していたという、変わった経歴を持つ方です。東京へ二年間滞在したこともあるそうで、決して日本という国をご存じない訳…

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シミュラクラ

[題名]:シミュラクラ [作者]:フィリップ・K・ディック  鬼才P・K・ディック氏の作品では、しばしば「本物と偽物」という構図が登場します。一見すると本物と見分けのつかない存在が現実を侵食していくというもので、例えば名作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』では人間そっくりのアンドロイドがこの役割を果たします。  本書の題名『シミュラクラ』は、「肖像・似姿・模造品」などという意味…

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星間パトロール 太陽強奪

[題名]:星間パトロール 太陽強奪 [作者]:エドモンド・ハミルトン  〈星間パトロール・シリーズ〉に属する五編のエピソードを集めた連作中編集です。  本シリーズは収録作品『激突する太陽』を嚆矢としますが、この時点ではまだ人類は本格的に太陽系外へ進出しておらず、事件に当たる組織名も太陽系巡視隊("Interplanetary Patrol":意味的には「惑星間パトロール」)です。 …

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星間パトロール 銀河大戦

[題名]:星間パトロール 銀河大戦 [作者]:エドモンド・ハミルトン  スペースオペラ作家ハミルトン氏の〈星間パトロール・シリーズ〉に属するお話で、作品発表順では四番目に当たる長編です(残りの五つは中編)。ハミルトン氏は執筆期間が長いのですが、本作はかなり初期の作品ですね。  〈星間パトロール・シリーズ〉最大の売りは、何と言っても“星間パトロール("Interstellar Pat…

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異次元を覗く家

[題名]:異次元を覗く家 [作者]:ウィリアム・ホープ・ホジスン  怪奇小説作家ウィリアム・H・ホジスン氏による、ホラータッチの異色作品です(原題は"The House on the Borderland")。分類としては、氏の〈ボーダーランド三部作〉の第二作目に属しますが、特にストーリー上の繋がりはない模様。(未読のため詳細不明)  お話としては少々アンバランスで、ホラー要素とし…

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虚空の遺産

[題名]:虚空の遺産 [作者]:エドモンド・ハミルトン  スペースオペラの名手エドモンド・ハミルトン氏の、やや異色な宇宙SFです。  本作は、月で発見された太古の遺跡から知識を得て、現代地球人が星間宇宙へと乗り出すという、いかにもな宇宙活劇のスタイルを取っています。しかしながら、設定から想像されるような爽快感はなく、厭世的な重苦しさに満ちた作品に仕上がっており、むしろアンチ・スペー…

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ドウエル教授の首

[題名]:ドウエル教授の首 [作者]:アレクサンドル・ベリャーエフ  ソビエト連邦時代のロシアにおける偉大なSF作家ベリャーエフ氏の、医学・生命科学を扱ったデビュー作です。日本ではジュブナイル版が『生きている首』/『合成人間ビルケ』などのタイトルで抄訳されており、学校の図書室で読まれた方も多いのではないでしょうか。  作品の初出は一九二五年とされ、先に短編版があった模様ですが詳細は…

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前世再生機

[題名]:前世再生機 [作者]:キース・ローマー  やや変わった味付けの、ヒロイック・ファンタジー風スペースオペラです。(原題は"A Trace of Memory")  キース・ローマー氏と言えばユーモアSFで知られる作家さんですけど、本書はユーモラスな要素こそあるもののコメディではありません。長編第二作目のようで、執筆時期は早期の作品です。  面白いのは、キャラクタの立ち位置…

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大宇宙の探究者

[題名]:大宇宙の探究者 [作者]:E・E・スミス  スペースオペラの巨匠E・E・スミス氏による異色作品です。(原題:"Subspace Explorers")  あらかじめ述べておくと、本書はかなりの色物です(^^;) 本筋としては、心霊能力(いわゆる超能力)を得た主人公とその仲間達が社会を変革していくという流れなのですが、そこに労使紛争やイデオロギーの対立が関わってくるという不…

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巨神降臨

[題名]:巨神降臨 [作者]:シルヴァン・ヌーヴェル ※このレビューには前巻までのネタバレがあります。ご注意ください。  古代の巨大ロボット発掘を端とする出来事を描いた〈テーミス・ファイル〉三部作の最終巻です。  前巻『巨神覚醒』では、地球に到来した巨大ロボットをローズが撃退した後、ローズ達を乗せたテーミスが異星へ転移してしまうところで次巻に続く、いわゆるクリフハンガー・エン…

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望郷のスターウルフ

[題名]:望郷のスターウルフ [作者]:エドモンド・ハミルトン  〈スターウルフ・シリーズ〉第三巻です。  シリーズの最後に、今まで断片的に語られるだけだったスターウルフ及びヴァルナ人がようやく作中に登場することになります。無慈悲かつ誇り高い、恐るべき宇宙略奪者達ですね。  また、本巻ではケイン君が主人公らしい活躍を見せてくれます。前々巻・前巻では外人部隊の毛色の変わったメンバー…

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さいはてのスターウルフ

[題名]:さいはてのスターウルフ [作者]:エドモンド・ハミルトン  〈スターウルフ・シリーズ〉第二巻です。  前作『さすらいのスターウルフ』で、外人部隊へ所属することになったケイン君。本作でも引き続き、ディルロ隊長の下で傭兵のミッションを遂行することになります。  今回の任務は、行方不明になった大富豪の弟の捜索です。果たして、彼らは無事に目的を達成することができるのでしょうか。…

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さすらいのスターウルフ

[題名]:さすらいのスターウルフ [作者]:エドモンド・ハミルトン  スペースオペラ界の巨匠エドモンド・ハミルトン氏による、〈スターウルフ・シリーズ〉第一巻です。  ハミルトン氏の作品と言えば〈キャプテン・フューチャー・シリーズ〉を始めとする華やかなスペースオペラが挙げられますけど、本シリーズは一転して渋めの内容になっています。主人公に当たるケインは悪名高い略奪集団スターウルフ出身…

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