星界への跳躍

[題名]:星界への跳躍 [作者]:ケヴィン・J・アンダースン&ダグ・ビースン  核戦争が起きた後、ラグランジュ点及び月面のコロニーが直面する危機を描いた、宇宙ハードSFです。  バックボーンとして、作品内世界では米ソ対立が続いたまま宇宙進出が始まっています。また、ソビエト牽制のためフィリピンがアメリカに大きな米軍基地の場を提供した見返りとして、フィリピンはアメリカが建造したスペース…

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スタープレックス

[題名]:スタープレックス [作者]:ロバート・J・ソウヤー  地球人類、イルカ、そして異星人ウォルダフード族とイブ族からなる乗員一千名を擁する巨大な探査宇宙船スタープレックス号。その冒険を指揮官キース・ランシングの視点から描いた宇宙ハードSFです。  本書はなかなか濃厚なSFガジェットが多数詰め込まれたガジェット・ストーリーの側面を持っており、次から次へ明かされる謎が読者を飽きさ…

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アイ・オブ・キャット

[題名]:アイ・オブ・キャット [作者]:ロジャー・ゼラズニイ  ナヴァホ・インディアン神話とSFを融合させた、サスペンス・タッチのSFです。 (作中ではネイティブ・アメリカンという呼称はほとんど使われませんので、本レビューでもアメリカ・インディアンと記させていただきます)  ゼラズニイ氏はデビュー以来いくつか神話SFを手がけられていますが、本書の主人公は神話的存在ではなく、あく…

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火星人の方法

[題名]:火星人の方法 [作者]:アイザック・アシモフ  本書はアイザック・アシモフ氏の中編四つを収録した中編集です。  いずれもアシモフ氏らしいアイディアが光る作品ですが、中でも宇宙進出における水資源の問題を扱った表題作『火星人の方法』と、氏の博学が展開に反映されている『まぬけの餌』は秀逸な作品と言えるでしょう。 ◎火星人の方法  人類が火星へ植民を果たした未来――。…

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よろこびの機械

[題名]:よろこびの機械 [作者]:レイ・ブラッドベリ  イメージの魔術師ブラッドベリ氏の作品を集めた短編集です。実はSFに当てはまるお話は少なめなのですけど、構わずレビューさせていただきます(^^;)  収録作品は二十一編と、ショートショート的な長さのものが多く含まれます。お話はバリエーションに富み、読者を飽きさせないのですが、実はある一点において共通の印象がそこから浮かび上がっ…

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悪魔のハンマー

[題名]:悪魔のハンマー [作者]:ラリイ・ニーヴン&ジェリー・パーネル  SF界の黄金コンビ、ラリイ・ニーヴン氏とジェリー・パーネル氏による傑作ディザスターノベルです。  本作で人類を危機に陥れるのは、“悪魔のハンマー”と呼ばれることになる彗星です。発見された新彗星が地球に接近し、次第に衝突確率が上がっていくことによる社会不安、衝突、そしてその先までを描き上げた、両氏渾身の力作で…

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混沌の宮廷

[題名]:混沌の宮廷 [作者]:ロジャー・ゼラズニイ ※このレビューには前巻までのネタバレがあります。ご注意ください。  〈真世界シリーズ〉第五巻にして最終巻です。  遂に息子達の前に姿を現した、アンバーの王オベロン。しかしながら、“パターン”の損傷によりアンバーの危機は間近に迫っています。  自らの命を代償に“パターン”を修復しようとするオベロンと、父に複雑な感情を抱くコ…

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オベロンの手

[題名]:オベロンの手 [作者]:ロジャー・ゼラズニイ ※このレビューには前巻までのネタバレがあります。ご注意ください。  〈真世界シリーズ〉第四巻です。  遂にその存在が明らかになった、真のアンバー。本巻ではいよいよ、〈真世界シリーズ〉に秘められた謎が解き明かされることになります。  真のアンバーと“大パターン”、始祖オベロンと魔術師ドワーキン、そして“混沌の宮廷”。様々…

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ユニコーンの徴

[題名]:ユニコーンの徴 [作者]:ロジャー・ゼラズニイ ※このレビューには前巻までのネタバレがあります。ご注意ください。  〈真世界シリーズ〉第三巻です。  エリックの死により、暫定的にアンバーの支配的地位を得ることとなったコーウィンですが、まだまだ彼の苦難は続きます。  兄弟のケインが何者かに殺害されたことで、またも王子達の不和が表面化することとなったアンバー。事態を進…

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アヴァロンの銃

[題名]:アヴァロンの銃 [作者]:ロジャー・ゼラズニイ ※このレビューには前巻までのネタバレがあります。ご注意ください。  並行世界を扱ったサイエンス・ファンタジー、〈真世界シリーズ〉第二巻です。  前巻『アンバーの九王子』にて、兄エリックに破れながらも幽閉からの逃走を果たしたコーウィンですが、本巻では反撃のターンになります。  しかしながら、前巻でコーウィンが成したもう…

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アンバーの九王子

[題名]:アンバーの九王子 [作者]:ロジャー・ゼラズニイ  無数に存在する並行世界の中心、真世界アンバー。そのアンバーの王位継承者たる王子達の諍いを描く、ゼラズニイ氏の代表作〈真世界シリーズ〉の第一巻です。(『八』ではないのでご注意ください(^^;))  ゼラズニイ氏は神話をモチーフとした物語をいくつか手がけられていますが、本シリーズもその一つです。ベースとなっているのはケルト神…

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ミラー衛星衝突

[題名]:ミラー衛星衝突 [作者]:ロイス・マクマスター・ビジョルド ※このレビューには『メモリー』のネタバレがあります。ご注意ください。  軍事惑星国家バラヤーに障碍を持って生まれたマイルズ・ヴォルコシガン及びその周辺を描く、〈ヴォルコシガン・サガ〉のエピソードです。作中時期はマイルズが三十歳の頃、前作『メモリー』のすぐ後になります。  機密保安庁から除隊し、デンダリィ自由…

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地球の壁の裏に

[題名]:地球の壁の裏に [作者]:フィリップ・ホセ・ファーマー ※このレビューには前巻までのネタバレがあります。ご注意ください。  〈階層宇宙シリーズ〉の第四巻です。  本巻は第三巻『階層宇宙の危機』に引き続き、キカハが主人公です。但し、今回の舞台となるのは階層世界や別のポケット宇宙ではなく、我々の住む地球ですね。  ブラック・ベラー抹殺とウルフ達の救出のため、階層世界か…

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階層宇宙の危機

[題名]:階層宇宙の危機 [作者]:フィリップ・ホセ・ファーマー ※このレビューには前巻までのネタバレがあります。ご注意ください。  〈階層宇宙シリーズ〉の第三巻です。  さて、本巻ではいよいよもう一人の主人公、階層世界のトリックスター("trickster":神話などに登場する、狂言回し的な役割のキャラクタ)ことキカハが活躍することになります。  作中時間的には、前巻『異…

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異世界の門

[題名]:異世界の門 [作者]:フィリップ・ホセ・ファーマー ※このレビューには前巻までのネタバレがあります。ご注意ください。  〈階層宇宙シリーズ〉の第二巻です。  さて、シリーズ名に「階層宇宙」が入ってはいるものの、本巻で階層世界が登場するのは冒頭ぐらいのものです(しかも屋内(^^;))。今回の冒険の舞台は、ウルフとその兄弟らを罠にかけるべく準備された別の並行世界。果たし…

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階層宇宙の創造者

[題名]:階層宇宙の創造者 [作者]:フィリップ・ホセ・ファーマー  SF界に性や宗教を持ち込んだ先駆者であり、魅力的な作品世界構築でも知られるフィリップ・ホセ・ファーマー氏による、ヒロイック・ファンタジー風味の強い平行世界SF〈階層宇宙シリーズ〉("World of Tiers series")の第一巻です。〈リバーワールド〉と並んで、ファーマー氏の代表作と言えるシリーズですね。 …

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ハインライン傑作集4 時の門

[題名]:ハインライン傑作集4 時の門 [作者]:ロバート・A・ハインライン  ハインライン氏の初期短編を収録した傑作集、第四弾です。  本書に収められた作品は、ややビターな味わいのある結末のものが多い印象ですね。ハインライン氏の長編では独立独歩の主人公である傾向が強いのですが、中短編ではそうした枠に囚われない分、お話もバリエーションに富んでいるように感じます。自己の確立した強い人…

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ハインライン傑作集3 魔法株式会社

[題名]:ハインライン傑作集3 魔法株式会社 [作者]:ロバート・A・ハインライン  ハインライン氏の初期中編を収録した傑作集、第三弾です。  本書は「集」と付きながらも、収録作品は二編だけです(^^;) しかしながら、この二作はどちらも、ハインライン氏の諸作中においてもかなり重要なウェイトを占める作品だったりします。  表題作の『魔法株式会社』はSFのサブジャンルであるサイエン…

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ハインライン傑作集2 輪廻の蛇

[題名]:ハインライン傑作集2 輪廻の蛇 [作者]:ロバート・A・ハインライン  ハインライン氏の初期中短編を収録した傑作集の第二弾です。  本書に含まれる作品は、ややホラー/ファンタジー的なテイストが強めですね。『ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業』/『象を売る男』/『わが美しき町』の三作は二十世紀アメリカを舞台とした現代ファンタジー風味で、中でも長編クラスの長さの『ジョナサン~…

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ハインライン傑作集1 失われた遺産

[題名]:ハインライン傑作集1 失われた遺産 [作者]:ロバート・A・ハインライン  SFビッグスリーの一角、ミスターSFことハインライン氏の初期作品を集めた中短編集です。  ハインライン氏の初期作品では、同一世界を共有する一連の〈未来史〉シリーズが高い評価を受けていますが、これに属さないお話もなかなかの力作揃いですね。本書に収録されている四編のうち、三編が特別な力を有したグループ…

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