タイムマシン

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 SFマニアならずとも、タイムマシンがどんなものか知っている方も多いでしょう。現代SFの祖H・G・ウェルズ氏が考え出された、未来もしくは過去へ時間を移動するための装置のことですね。
 実際のところ、『未来への移動』は不可能ではありません。ウラシマ効果を使ったり、あるいは冷凍睡眠で長い間眠りに就くという手もあるでしょう。今のところ現実的ではありませんが、科学的には充分実現可能です。
 これに対し、『過去への移動』は不可能だと考えられてきました。過ぎ去った時間へ舞い戻ることは、純粋にSFの中だけのものとされてきたのです――ごく最近までは。

 驚くべきことに、現代では『過去への移動』が可能かもしれないと考えられ始めています。一例として、ワームホールを使ったタイムマシンを紹介しましょう。
 ワームホールとは宇宙の虫食い穴とも呼ばれ、片方の穴から入るともう一方の穴まで移動できる、言わば『ど○でもドア』のようなものです(^^;) ここでは二つの穴をそれぞれA、Bと名付けておきます。
 最初はAとBは同じ時間です。ですから、ワームホールを潜っても時間の移動は起こりません。
 ここで、Bだけを光に近い速さでぐいっと動かしてから、また元の位置まで戻します。すると、Bはウラシマ効果の影響で時間が遅れてしまい、AとBは同一のワームホールでありながら両端で違う時間を示すことになります。これでタイムマシンは完成です。
 この状態でBからAへワームホールを潜ると、くぐった先のAはBと同じ時間、つまり潜る前よりも過去になるのです。なんだかペテンにかけられたような感じもしますが(^^;)
 この他、宇宙ひもと呼ばれるものを使ったタイムマシンも考案されていますけど、いずれもまだアイディア段階ですから本当にタイムマシンが作れるかどうかは不明です。

 仮に作成可能だったとしてですが、どちらの方法でもタイムマシンが作成される前の時間には移動できません。遙かな恐竜時代まで時間を遡るためは、太古の親切な誰かが前もってタイムマシンを作っておいてくれない限り不可能なのです。ちょっと残念ですね。

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Excerpt: 特殊相対性理論における時間の遅れ特殊相対性理論によると、「光速に近い速さで移動する観測者の時計の進み方は遅い」ため、このような現象が起こる。俗にウラシマ効果(ウラシマこうか)、またはリップ・ヴァン・ウ..
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Tracked: 2007-07-24 01:27