停滞空間

[題名]:停滞空間
[作者]:アイザック・アシモフ


 SFビッグスリーの一角、"the writing machine"との異名を持つほど多作なアイザック・アシモフ氏による短編集です。原題は"Nine Tomorrows"で、その題名通り九つの作品が収録されています。
 アシモフ氏の短編集では多くの場合、作者ご自身による(私のレビューよりも(^^;))面白い解説が添えられているのですが、本書にはそうした説明はありません。その代わりに、短編集の最初と最後に氏の状況を綴ったユーモラスな詩が添えられています。SFではないのですけど、人々が作家アイザック・アシモフ氏に期待したことが垣間見られたりするのが興味深いですね。

◎プロフェッション

 人間の頭脳における知識蓄積のメカニズムが解明されたことで、教育のシステムは一変しました。教育テープを使うと、人々は何の努力もなしに知識を手に入れることができるようになったのです。
 生まれた子供が成人するまでに受ける措置は、八歳の〈読書の日〉と、十八歳の〈教育の日〉の二つだけです。〈読書の日〉に子供は文字を読む方法を教えられ、〈教育の日〉に職業に必要な知識を与えられることになります。その間、子供は自ら何かを学ぶ必要などありません。
 ジョージ・プラトン少年は、将来コンピュータ・プログラマになりたいと考えていました。しかし、〈教育の日〉に与えられる知識は脳の適正により判断されるため、必ずしも志望通りの職業に就けるとは限りません。ジョージは思案し、他の子供達が行っていないことを試しました――プログラマの本を読んで、コンピュータに関して自ら学んだのです。
 そして十八歳になったとき、ジョージは〈教育の日〉で衝撃の事実を告げられます。彼の脳にはできあいの知識を受け入れる適性がないため、コンピュータ・プログラマはおろか、いかなる教育テープも使うことができないというのです。それは、ジョージがどんな職業にも就くことができないということを意味していました。
 そして、ジョージは同じ境遇の人間を収容する〈ハウス〉に入れられます。他の人々が教育テープで瞬時に知識を得られるところを、彼らは本を読んで少しずつ学ばねばならず、かつ苦労して学んだ知識を役立てる場もないのです。
 日々を無為に過ごしていたジョージですが、オリンピック(スポーツではなく職能を競う競技)が開催されたある日、我慢がならなくなって〈ハウス〉を飛び出します。自分は決して精神薄弱などではないのだと。そして会場にて、旧友のオリンピック競技者アーマンド・トレヴェリアンと再会するのですが……。

◎ナンバー計画

 コンピュータの下級技術者マイロン・オーブは、ある驚くべきことを成し遂げました。彼はコンピュータの動作を調べているうち、コンピュータを使わずに紙だけで計算を行う手法、書字計算法(グラフィティクス)を発明したのです(笑)
 人々は「コンピュータなしで計算する(コンピュート)」という矛盾した行為に首をかしげますが、オーブが紙の上に数字を書いてたちどころにかけ算や割り算を行い、それがコンピュータを使った計算結果と一致すると、驚きを隠せませんでした。
 特にそれに注目したのは、ブラント議員やウィーダー将軍でした。先のデネブ戦争はコンピュータ対コンピュータの戦いであり、もし仮にコンピュータ抜きで計算が行えるのであれば、その戦略的優位は計り知れないものになるだろうと。
 かくして、コンピュータ抜きで人間に計算を行わせる秘密プロジェクト、ナンバー計画が開始されます。その行き着く先は……。

◎やがて明ける夜

※『アシモフのミステリ世界』収録作と共通。

 惑星間天文学会議に参加すべく地球へ戻ったエドワード・タリアフェロ、スタンリイ・カウナス、バタースリイ・ライガーの三人の天文学者。彼らはかつての同級生であり、十年ぶりの再会でした。現在、タリアフェロは月、カウナスは水星、ライガーは小惑星ケレスの観測所に勤務しており、滅多に休暇もない状態でしたが、それでも地球外に設けられた観測所への一番乗りという栄誉は困難を補って余りあるものでした。
 カウナスの部屋で旧交を温める三人の下へ、もう一人の同級生ロメロ・ヴィリアーズが姿を現します。彼は四人の中で最も優秀だったのですが、卒業前に病に倒れて心臓を悪くし、博士号を取ることも、地球を離れることもできなくなってしまったのです。そしてヴィリアーズは、自分を差し置いて業績を上げる三人のことを理不尽にも恨んでいました。
 ヴィリアーズはかつての友人達に、自分は質量転移装置を開発し、それを使えば宇宙船なしで宇宙旅行ができるようになると告げました。そして、きみたちよりも優れた仕事をするだろうと。
 質量転移法を明日の会議で予告なしに発表するつもりだと言うヴィリアーズに対し、それが妄想ではないかと疑った三人は、論文を見せてくれるよう頼みます。しかし、猜疑心の強いヴィリアーズはそれを拒否し、部屋を去りました。
 翌日、三人は宇宙航行分科会議長ヒューバート・マンデルから、ヴィリアーズが心臓麻痺で亡くなったことを知らされます。それは三人のうち誰か一人が深夜、ヴィリアーズの部屋を訪れ、論文を見せろと強要したせいでした。ヴィリアーズが心臓発作で昏倒すると、その誰かは論文をマイクロフィルムに写し取った後に灰皿の上で燃やし、立ち去ったというのです。死の間際、ヴィリアーズはそれをマンデルに電話したのですが、犯人が同級生であることしか言い残せませんでした。
 調査の結果、マイクロフィルムはヴィリアーズの部屋の窓外に隠されていたのが発見されますが、既に太陽の光で駄目になっていました。
 果たして犯人は誰なのか――同級生の三人ともが否定する中、マンデルはある人物に謎の解明を託すことにします。それは乗物恐怖症で部屋からほとんど出ることもない地球外環境学者、天才かつ奇人のウェンデル・アース博士その人でした。

◎ヒルダぬきでマーズポートに

※『アシモフのミステリ世界』収録作と共通。

 Aクラスエージェントの銀河連邦警察官マックスは、勤務規定に従いマーズポートへ休暇を過ごしに戻ってきました。しかし、義理の母が身体を悪くしたせいで、彼の妻ヒルダは地球へ赴いて看病するため会いに行けないという宇宙通信を寄越していたのです。
 ヒルダぬきで猥雑なマーズポートに降り立ったマックスは、この機会を逃してなるものかと(笑)、「その種の女」フローラにヴィデオフォンで連絡してアポイントメントを取り付けます。
 大張り切りでフローラの元へ向かおうとしたマックスですが、火星支局勤務の相棒ログ・クリントンが彼を引き留めました。緊急事態が発生し、それが解決できなければ警察をクビになると言うのです。宇宙酔いの薬スペーソラインから合成される、中毒性の高い危険な変造スペーソラインの合成方法が漏洩したら、宇宙史はじまって以来最悪の薬物犯罪となってしまうためです。
 その容疑者は三人。いずれもトップクラスのお偉方ですが、スペーソラインを服用しているせいで心のタガが外れ、とりとめのない言葉の連想ゲームを続けるような状態でした。しかし、このうち一人は、スペーソラインに酔ったフリをしているだけなのです。
 果たして、マックスは密輸人を判別することができるのでしょうか。そして、「ヒルダぬきのマーズポート」を満喫することはできるのでしょうか(^^;)

◎やさしいハゲタカ

 この銀河系では、無数の星で知的生物が生まれ、文明を発達させていきました。しかし、そのどれもが核戦争で滅亡するという運命にあったのです。
 唯一それを免れたのは、競争心を持たない植物系知的生物フルリア人のみでした。彼らは宇宙進出後、他の惑星の核戦争を未然に防ごうと介入したこともありましたが、いずれも失敗に終わっていました。今では、核戦争が起きた後に生き残った者達を救い、その見返りとして貢納を課すという方針をとっています。
 フルリア人のデビ=エンが率いる遠征植民隊は、まさに核戦争を起こしそうなとある惑星の衛星に基地を建設し、核戦争が起こるのを待っていました。ところが、この星の霊長類型種族は、既に幾度か核爆発を惑星上で起こしているにも拘わらず、一向に核戦争を始める気配がありません。〈冷戦〉などという不可解な概念で仮初めの平和を築き、狂ったように研究開発を推し進めているのです。
 このままでは、高い競争力を持った霊長類型種族が宇宙航行能力を獲得し、フルリア人を駆逐してしまう事態になりかねません。政務長官に突っつかれたデビ=エンは、野生霊長類を一匹捕獲し、この種族間に核戦争を起こすきっかけを探ろうとするのですが……。

◎世界のあらゆる悩み

 超巨大コンピュータ・マルチヴァク。それは今や、地球の経済を司令したり、科学を援助したりするだけではなく、個人の悩みを解決したり犯罪を未然に防ぐためにも使われるようになっていました。
 人間は成人すると、たくさんの質問表に解答することを義務付けられており、マルチヴァクはそれを解析することで個人の思想や言動を把握していたのです。その結果、誰かが罪を犯す考えを持った時点でそれは察知され、多くの犯罪が未然に防がれるようになっていました。
 ある日、中央訂正委員会議長バーナード・ガリマンは、マルチヴァクが提供した犯罪予測リストに第一級殺人が二件も含まれていることを発見します。ガリマンは政治的な思惑から、自分の任期中は殺人事件をゼロにしたいと考えており、この殺人が行われることのないよう部下に厳命します。
 しかし、殺人を犯す可能性から拘束されることになったボルチモア在住の男性ジョセフ・マナーズは、全く身に覚えがありませんでした。彼は殺人を犯すどころか、それを考えたことすらもない、ごく普通の家庭の父親だったのです。
 果たして、この殺人事件予告の裏にあるものとは――。

◎ZをSに

 核物理学者のマーシャル・ゼバチンスキイは、仕事について不満を抱いていました。彼は原子力発電の研究所に勤務していたのですが、チームの中に埋もれるのではなく、研究グループを出て自分だけで研究を行いたいと思っていたのです。
 彼の妻ソフィーはそんな夫に対し、数霊術(数秘術とも言い、西洋ではメジャーな数字を使う占い)を受けるよう説得します。数霊術など全く信じていないゼバチンスキイでしたが、妻の勧めに従い数霊術師の下を訪れることにしました。
 数霊術師は自分のことを、コンピュータを使う数学者なのだと説明し、ゼバチンスキイに対しては一つの助言をします。それは名前をゼバチンスキイ("Zebatinsky")からセバチンスキイ("Sebatinsky")に変更するように、というものでした。
 たかがイニシャルを変えるだけの助言に五十ドルも払ったことに憤慨するゼバチンスキイでしたが、結局は言われた通りに改名を行うことにします。そんなことで運命が変わるわけはないと思いながらも。
 しかし、その改名はアメリカの保安部門の目に留まることになります。意味不明の改名の裏には、何か隠された意図があるのではないか、と……。

◎最後の質問

 超巨大コンピュータ・マルチヴァクは、太陽エネルギー転換方法の解明を成し遂げました。二〇六一年五月十四日、人類は膨大な太陽エネルギーを手に入れ、エネルギー不足は解消されることになります。
 お祭り気分の覚めやらぬ七日後の二十一日――マルチヴァクの担当員アレクサンダー・アデルが「エネルギーを永遠にいつまでも使える」と発言したとき、同僚のバートラム・ルポフは永遠ではないと否定します。太陽もいつかは燃えつき、他の恒星もいずれ同じ運命を辿るのだから、と。
 ここで二人は、ある質問をマルチヴァクに投げかけました。それは「人類は将来、エネルギーを究局的に費消することなく、老齢で死亡したのちの太陽を復活させることが可能となるかどうか?」というものです。マルチヴァクはしばらく処理を行った後、「意味ある答えをだすにはデータ不足」という回答を示しました。
 しかし、その後も人類はマルチヴァクの後継機に同様の疑問を幾度も投げかけることになります。
 人類が太陽系外に進出した後の時代、宇宙にいずれ終わりが来ることを怖がった子供達のため、父親のジェロットがマイクロヴァク(宇宙船搭載の小型マルチヴァク)に対して「どうすればまた星を明るくできるか」と。
 人類が不死を獲得し銀河系に広がった時代、年に二つのサンパワーを使い果たしていることを危惧したラメスのVJ23XとエクロンのMQ17Jが、銀河ACに対し「エントロピーを逆転させることは可能か?」と。
 そして、複数の銀河に人類が進出した時代、星々が死にかけていることを知ったジー・プライムとディー・サブ・ウォンが、宇宙ACに対し「どうすれば、星々の死をとめられる?」と。
 当初は単なる好奇心からの疑問だったそれは、次第に現実味を帯びてきました。しかし、いずれの場合においてもマルチヴァク後継機の応えは「意味ある答えをだすにはデータ不足」だったのです。
 そして……。

◎停滞空間

 ステイシス社が「生理学の知識を持ち、臨床化学の経験の豊富な、子供好きの婦人」という求人広告を出したとき、元看護婦のイディス・フェローズは会社の門をくぐることにします。しかし、この時点で彼女はまだステイシス社が何の仕事をしているのかを知りませんでした。面接に現れたジェラルド・ホスキンズ博士に、可愛い子供だけが好きなのではと問われたミス・フェローズは、むしろ可愛くない子供にこそ愛情を注ぐべきだと応えます。
 その後、天井のない穴のような部屋の上に案内されたミス・フェローズ。固唾を呑んで見守ると、その部屋に突如として三歳ぐらいの男の子が出現します。裸で薄汚れたまま泣いている男の子は、ホスキンズの暗喩した通りとても醜い姿をしていました。
 それもそのはず、男の子はホモ・サピエンスではなくネアンデルタール人だったのです。ステイシス社は過去から物体を持ってくる停滞空間(ステイシス)を発明しており、資金獲得のデモンストレーションとしてネアンデルタール人の少年を三万年前の過去から現代へ移動させたのでした。
 当初は男の子の姿に戸惑うミス・フェローズでしたが、その子供が親どころか自分の同族すら存在しない未来へ連れて来られたこと、そして容姿はどうあれ人間の子供と何も変わらないのだと知ると、彼をティモシイ(ティミー)と名付けて愛情を注ぐことになります。そして、ティミーもまたミス・フェローズに懐き、言葉を覚えて次第に成長していきました。
 しかし、停滞空間には一つの問題がありました。現代の人間や物体が停滞空間へ出入りすることはなんら問題なかったものの、過去から持ち込まれたものを外へ出すには膨大なエネルギーが必要となるため、ティミーは部屋の外へ出ることを許されなかったのです。
 そして、もう一つの重大な点をミス・フェローズは知らされていませんでした――ステイシス社はティミーをずっと現代に留めておく気などなかったことを。

 いくつかの点について補足をさせていただきます。
 『やがて明ける夜』(一九五六年)は、天才にして変人ウェンデル・アース博士を探偵役に据えたSFミステリ、〈ウェンデル・アース・シリーズ〉に属する短編です。なお、本作ではある天文学的仮説が謎の鍵となっているのですけれども、現代ではこの仮説が間違っていたことが判明しています。もっとも、作中でこの天文学的事象については前フリがちゃんとありますので、作中の太陽系が現実のものとは多少異なるぐらいに捉えておけば(天体物理学的にはそうであっても不思議はないため)、推理を損なうような瑕疵ではありません。
 また、『停滞空間』に登場するネアンデルタール人は、およそ二万数千年前に絶滅したとされる古人類です。かつてはホモ・サピエンスの祖先と考えられていましたが、実際にはホモ・サピエンスと同時期に共存していたことが分かっており、現在では数十万年前に枝分かれした親戚と考えられています。なお、近年ではDNAの調査により、共存時期にホモ・サピエンスとネアンデルタール人の混血が行われたのではないかという話もあるようです。
 作中では、ティミーの手足が曲がっているという表現がなされていますけど、これは当時の古人類学者が病変や化石の変形を見誤ったものであり、実際にはホモ・サピエンス同様の完全な直立二足歩行だったようです。また、ネアンデルタール人の頭の特徴は成長と共に発達するため、幼児期はホモ・サピエンスの子供とそれほど極端には違わないものと思われます。頤(おとがい、下あごの先端)がない等の違いはあるものの、醜く見えるかどうかは不明です。
 上記二つの科学的な問題は、いずれも作品執筆時には正しい学説だったものですね。SF作品というものは、現実の科学史と無縁ではいられないジャンルと言えるのではないでしょうか。
 その他、『世界のあらゆる悩み』及び『最後の質問』に登場するマルチヴァク("Multivac")は、アシモフ作品における巨大コンピュータの名称として、多数のエピソードで使われています。名前は一緒ですが、その役割や能力は作品によって異なり、超高性能であるものの機械以上のものではなかったり、人間以上の高度な知性を持っていたり、人類を支配したり、実は役立たずのガラクタだったりします(笑) 『最後の質問』に登場するマルチヴァクの末裔は、アシモフ全作品中でおそらく最も高性能の存在ではないでしょうか。(もはやコンピュータとは言えないかも(^^;))

 個人的お気に入りは、後半の展開が爽快な『プロフェッション』、展開がユーモラスで題名も秀逸な『ヒルダぬきでマーズポートに』、ミス・フェローズとティミーの交流が切ない『停滞空間』辺りですね。また、本短編集にはSFミステリが多く含まれるため、推理小説好きな方にもお勧めです。

この記事へのコメント

  • ちゅう

    あれま。超有名だし、本棚のどこかには存在するはずなので、もう読むことはないと思っていたら、ほとんど忘れ去っていました。

    他の有名作品を髣髴とさせるものがあったりしますね。

    『プロフェッション』の筋はよく覚えていました。この短編集に収録だったんですね。

    『ヒルダ抜きで・・・』、なにかのタイトルを思い出そうとするのですが・・・出てこない(^^;

    『世界のあらゆる悩み』・・・もちろん『マイノリティー・リポート(ディック)』。しかし、タイトルと計算機のお話から、クラークの『すべての神の御名』を思い出しました。

    この『停滞空間』、はやく発掘しなくっちゃ。
    2012年02月07日 20:19
  • Manuke

    『プロフェッション』は読書家の自尊心をくすぐられるところがありますね。
    『世界のあらゆる悩み』は、過程は『マイノリティー・リポート』的でありつつも、どちらかというとマルチヴァクが主役でしょうか。それは○○したくもなろうだろうと(^^;)
    ちなみに"Multivac"のACはアナログコンピュータのことだそうですが、今のデジタル全盛時代だとあまり高性能そうに感じませんね。:-)
    2012年02月10日 02:14
  • デジタルコンピュータ全盛とありますが実はコンピュータや通信機器の部品として大量に入ってるアナログ回路と呼ばれるものの多くは機能を調べると演算でありアナログコンピュータと呼んでも嘘にならないものだったりします。単なるエネルギーの一時貯蔵庫で演算とは呼べないなぁって部品とかも有るので全てではありませんが。
    デジカメや眼鏡のレンズも光入力・光演算・光出力のアナログコンピュータと解釈できます。
    高性能なデジタルコンピュータで演算を肩代わりすれば電波望遠鏡方式でレンズはいらないし実際にRAMBUS社とかはレンズレスデジカメの研究を発表してます。
    2016年05月03日 05:45
  • Manuke

    そうですね。
    ただ、アナログコンピュータは値を物理量で表現しますから、原理的に誤差が避けられませんし、使いどころが限られるんじゃないかと。
    (デジタルコンピュータも量子化誤差がつきまといますけど、それはまた異なる問題)
    用途によっては超高速な処理ができるので、使い方次第ではあるんですが(スパゲッティソートとか(^^;))
    もっとも、現代のコンピュータの延長線上ではない異なるアーキテクチャ上では、アナログコンピュータが優勢になることはあるかもしれませんね。
    2016年05月04日 01:35

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