木星買います

[題名]:木星買います
[作者]:アイザック・アシモフ


 本書はアイザック・アシモフ氏の作品二十四編を収録した短編集です。
 収められた作品は全般的にやや短め、いわゆるショートショートに属する分量ですね。各作品が書かれたのは一九五〇~一九七〇年代で、執筆された順に並んでいます。
 アシモフ氏の短編集の例に漏れず本書でも、執筆経緯や関連するエピソードを、各短編の間に挟む形で作者自らが語っておられます。下手なあらすじ紹介よりもはるかに面白く、レビュアー泣かせです(笑)

◎ダーウィンの玉突き場

 主人公(名前不明)と三人の友人達は、トロッター博士の実験室で進化論に関する議論を交わしていました。
 主人公は言います。創世記第一章の一般的な解釈は間違いで、最初の六日間は、言わば玉突き台の上の玉を配置することに費やされたのだと。そして創造主が最後の一突きをしたことで、生物の進化が始まったのだと。

◎狩人の日

 主人公(名前不明)、ジョー、レイの三人がバーで雑談していたときのことです。レイがふと、ある大物科学者が過去へ移動するタイムマシンを発明したが、誰も信じてくれないので秘密にしているのだという話をします。
 主人公達も眉に唾を付けつつ、やがて話はタイムマシンで何をしたいかという話題に移りました。戦争の勝ち負けや競馬の結果に関心がある二人を見下した様子で、ジョーは自分なら恐竜が滅んだ理由を知りたいと言います。
 と、そこで隣のテーブルにいた飲んだくれが三人に声をかけます。自分はタイムマシンを作って、恐竜がどうなったかを見たことがあるというのです。

◎シャー・ギード・G

 国連が世界を統一し、その首都として作られた浮遊島・アトランティス。しかし時代を経るに従い、腐敗がはびこっていきます。
 アトランティスに住む者は上位階級として、下位階級を隷属させるようになりました。そして国連事務総長は世襲制となり、今はギード・ガーシュタヴァストラ(別名シャー・ギード・G、シャー:"Shah"は東洋の君主)のような無能な人間が、ただ前任者の息子というだけでその座に就任しています。
 フィロ・プラトは上位階級にありながら、ただ一人現状に心を痛めていました。けれども他の人々は、プラトの行動を奇行と見なし、下位階級に関わりを持ち過ぎていると考えていました。
 そうした中、プラトは思い付いてしまうのです――アトランティスを滅ぼす方法を。

◎バトン、バトン

 ハリー・スミスの伯父、オットー・シュレンメルマイヤーは天才でした。
 彼はかつて、脳細胞の電磁場に感応するようなゲルマニウム継電器を生み出し、思考作用だけで演奏可能なフルートを発明しています。ところが、このシュレンメルマイヤー効果はある会社により超音波兵器として軍事転用されてしまい、オットー伯父さんの手には一文のお金も入りません。
 もっとも、オットー伯父さんはお金にも軍用にも興味はなく、ただ自分のフルートだけを偏愛していました(^^;) けれども、思考演奏フルートは演奏家組合の総スカンを食らい、未だ製造できていなかったのです。そして、自らフルートを製造するには大金が必要でした。
 ここで、オットー伯父さんは新たな発明をし、それの使い方を考えてくれとハリーに持ちかけます。邪悪で、嘘つきで、卑劣で、不正直な弁護士の頭脳なら、金儲けの方法が思い付けるだろう、と(笑)

◎猿の指

 SF作家のマーミー・タリンは、編集長のレミュアル・ホスキンズと意見が衝突していました。マーミーの書き上げた小説に関してホスキンズが修正を求め、マーミーはそれに応じようとしなかったのです。
 フラッシュバックの場面を挿入すれば緊張感が高まるとホスキンズは主張し、そんなことをすればペーソスや深みや感触が台無しになってしまうとマーミーは反論します。二人の意見は平行線で、折り合いが付く兆しはありません。
 そこで、マーミーは一つの提案をします。知り合いの心理力学教授アーント・トーゲッソンがあらゆる文章に対して最も相応しい続きの文をタイプすることができる猿を作り出しており、その猿にどちらの主張が正しいかを判定させようというものでした。

◎エヴェレスト

 惑星調査本部のメンバーで、登山家でもあるジミー・ロボンズは、エヴェレストの頂上付近で目撃される生物(おそらくイエティのこと)に関心を抱いていました。しかし、これまでエヴェレスト登頂の企てはことごとく失敗に終わっています。
 そこで、調査本部主任の主人公(わたし:名前不明)は、ある計画を打ち立てます。登頂が無理なのであれば、飛行機で人間をエヴェレスト頂上まで連れて行けばいいじゃないかと。その人間に宇宙服を着せれば、空気の薄い頂上でも無事生き延びられるという訳です。
 計画は実行に移され、ジミーがそれに志願することになったのですが……。
(史上初のエヴェレスト登頂成功直前に執筆され、雑誌掲載時には時代遅れになってしまったという、曰く付きの短編です(^^;))

◎休止

 原子力委員会で働いていた物理学者アレクサンダー・ジョハニスン(アレックス)は、ある日奇妙な出来事に出くわします。所内のガイガー計数管がことごとく反応を示さなくなったのです。それどころか、放射性物質から全ての放射能が消滅していました。
 事態を把握しようと同僚達と話し合った後、アレックスは上司のビル・エヴァラードに対し、人為的関与の可能性を進言します。誰かが原子爆弾を役に立たなくする為に、放射能を止める手段を考え出したのではないかと。
 ところがその後、更におかしなことが起き始めます。共に原子力委員会で働いてきたはずのエヴァラードや同僚達が、原子爆弾などという言葉は聞いたことがないと言い出したのです。

◎望郷

 ヒーバー・ヴァンダーメア準教授が青酸カリで自殺を図ろうとしていたところを、チャールズ・キットリッジ教授が阻止しました。
 水爆の為に地球表面の放射線レベルが生存不能にまで高まり、百人の男女と子供のみが地下にある避難所へと逃れていました。その中で科学者は彼等二人だけだったのです。絶望するヴァンダーメアに対し、キットリッジは自分達が子供らに教育を施すことが大切なのだと説きます。

◎それぞれが開拓者

 ハーマン・シューンズは相棒のアレン・スミスと共に、探査隊として植民可能な惑星を探していました。
 二人の乗る宇宙船がとある球状星団の惑星系へとやって来たとき、突如として超原子エンジンが故障してしまいます。故障箇所が判明しない為、彼等はその惑星の一つへ着陸することに決めました――そこに潜んだ異常に気付くことなく。

◎空白!

 タイムマシンを開発したエドワード・バロン博士に対し、その建造を手伝った機械工のオーガスト・ポイントデクスターは疑念を表しました。タイムトラベルにはパラドックスを引き起こす可能性があり、元の時間に戻れなくなったりするのではないか、と。
 バロンはそんなポイントデクスターの考えを一蹴します。タイムマシンはエレベータのようなものであり、極めて安全、かつパラドックスなど決して生じないと言うのです。
 説得されたポイントデクスターは、バロンと共にタイムマシンへ乗り、未来への移動を試みるのですが……。

◎蜜蜂は気にかけない

 月へ向かう宇宙船の建造要員の中に、一人奇妙な男がいました。その男ケインは白痴であり、何も仕事をしていなかったのです。
 ケインの存在に苦言を呈する人事部のレンジェルを、宇宙船設計者のハマーはなだめました。ケインが近くにいると良いアイディアが頭に浮かぶから、と言って。
 その宇宙船の中には、人間一人が入れるだけの空間がありました。孔は設計上必要なものではなく、孔を設けた機械工・建設工すらその存在を覚えていません。
 その孔は、ケインが手配したものだったのです。ケインは自分がどう他人に影響を及ぼすのか理解しておらず、しかし手配したのが自分だということは知っていました。

◎ばか者ども

 銀河系の記録を取る役目の大司書ナロンの下へ、メッセンジャーが近づいてきました。メッセンジャーは新たに成熟期に達し、銀河連盟に加入する資格を得た種族が現れたことを報告しに来たのです。
 ナロンはそれを喜びつつ、帳簿にその惑星の名前、“地球”を記入しますが……。

◎木星買います

 地球側の交渉委員である科学長官は、謎の異星人との対話に戸惑っていました。エネルギー生命体である異星人は地球に対し、木星を買いたいと要請してきたのです。
 対価は全世界のエネルギー需要をまかなうだけのエネルギー・ボックスを毎年という破格のもので、利用するのは地球人に用のない木星本体のみとのことでした。しかしながら、異星人はその用途を明白にしようとはしません。
 彼等にラムベリーなる敵対者がいるらしいことを知った長官は、戦争に巻き込まれるようなことは御免だからと、利用目的を明かすよう異星人に要求します。

◎父の彫像

 主人公(レストランの支配人?)が高官を出迎え、過去のエピソードを語るという形でお話が綴られます。
 主人公の父親は、タイムトラベルを研究する理論物理学者でした。しかし、時間トンネルは制御不能で、見込みのない技術だと周囲からは見られていたのです。
 大学を追い出され、かつかつの生活をしながら父親と主人公が研究を続けていたある日、偶然時間トンネルの焦点が合い、トンネルの向こうから卵が十四個転げ込んできました。そして、焦点はその直後に消えてしまいます。
 卵のことを公表すべきだと主人公は言いましたが、父親は独占心からそれを拒否します。まだ、時間トンネルの謎が解けていないと。
 主人公は仕方なく、その卵を自分で孵化させることにしました。やがて卵から、小さな緑色のカンガルーのような恐竜が生まれてきます。

◎雨、雨、向こうへ行け

 リリアン・ライトは夫のジョージに、隣家に越してきたサッカロ家のことを話しました。サッカロ家の人々は人付き合いが悪く、ご主人が何の仕事をしているのかも分からないと言うのです。しかも、雨を病的に恐れているとのことでした。ジョージは思い過ごしだろうと妻を諭します。
 リリアンはその後、サッカロ家と親しくなる為に遊園地へ誘うことを思い付きました。子供達を楽しませるようなことを提案すれば、向こうの母親も断りにくいだろうと見越してのことです。

◎創建者

 ピータースンを始めとする五人の銀河系探査隊は、複数の不運が重なったハプニングのせいで、とあるアンモニアの大気を持つ惑星に不時着を余儀なくされました。宇宙船クルーザー・ジョン号はもう二度と飛び立つことはできず、アンテナ破損の為に救援を呼ぶことすらできません。
 何年かの間に仲間達が一人、また一人と倒れていく中、ピータースンは屋外の過酷な環境下で地球の植物をなんとか根付かせようと努力を続けます。

◎地獄への流刑

 ある犯罪者を裁く為に、訴因のプログラムを組んだダウリングと、弁護側のプログラムを組んだパーキンスン。コンピュータが両者のプログラムを評価し判決を下すまで、二人はチェスをしながら時間を潰していました。
 暴力を振るい設備損壊罪で逮捕されたジェンキンズの行為は重罪だが、流刑という刑罰は残酷過ぎるのではないか――パーキンスンはダウリングに問いかけます。

◎問題の鍵

 様々な問題を解くよう、百年の間増強され続けてきた巨大コンピュータ・マルティヴァック。今や世界経済はマルティヴァックに依存し、それ抜きでは恐慌が起きてしまうと言われる程です。
 ところがあるとき、マルティヴァックは翌年の小麦の価格についての質問に答えなくなりました。どこかが故障したのではないかとコンピュータ技師達が大勢で調査しますが、どこにも不具合は見あたりません。
 ここで、トッド・ネマースンは同僚のジャック・ウイーヴァーに提案します。マルティヴァック程複雑な機械はもはや人間と同じであり、それが答えないのは人間的な理由によるものだろうと。そして、同じ質問を自分(ネマースン)に対して問いかけてみたら、マルティヴァックが返事をしない理由を解明できるかもしれない、と。

◎適切な研究課題

 オスカー・ハーディング教授の発明した神経分光器は、被験者の感情を色彩効果として投影し、他人へ感情を伝えることができる装置でした。ところが、グリューエンウォルド将軍はこれを兵器へ転用可能だと考え、軍事機密としてしまいます。
 ハーディングは、自分の研究は世界に公表されるべきだと考えていました。そして、その説得の為に、将軍を研究室へと招きます。

◎二四三〇年

 地球上の人口は十五兆人に達し、出生率と死亡率がぴったり一致するに至りました。
 しかし、この喜ばしい事態に逆らう人間がいたのです。アルヴァレスとバンティングの二人は、非人間的な吐き気を催すものを処分するよう、クランヴィッツを説得しに向かいます。

◎最大の資産

 地球が一つの巨大な公園と化し、全てが穏和に管理されるようになった未来。
 科学記者ジャン・マーリーの訪問を受けていた生態局の事務局長官イノ・アドラストゥスの下へ、月面で働く遺伝工学者ルー・タンソニアが懇請にやってきました。彼は、人口過剰の結果、生態系が多様性を失いつつあることを危惧していたのです。

◎好敵手

 銀河を行き来する超宇宙船は、タキオン宇宙を経てジャンプする際、核融合士(フュージョニスト)の直感力を必要としていました。このため、核融合士は特権を有しており、子供のように尊大に振る舞うことが許されています。
 ところが、パー・ハンソン船長の旅客宇宙船がジャンプを終えたとき、そこは予期せぬ濃密な宇宙雲の中でした。水酸基とフォルムアルデヒドの雲のせいで星は全く見えず、次のジャンプを行うことはできません。しかも、核融合に必要な水素が周囲に不足しているため、宇宙船は加速することも不可能です。
 このままでは何年も宇宙を漂流することになりかねない、と青ざめる天文学者ストラウス。けれども、肝心の核融合士ヴィルーキスは自分の責任を否定して、何も打開策を考えようとはしません。
 そうした中、乗客の小学校教師マルタンが、同じく乗客でヴィルーキスと親しい女性チェリルに話をします。実は簡単な解決策があり、きっと核融合士ならすぐにでも気付くだろうと。

◎チオチモリン、星へ行く

 宇宙軍兵学校の卒業式で、ヴァーノン提督は卒業生達に対し講演を始めました。
 異常なまでに水に溶けやすい性質を持つ物質チオチモリン、その特性を利用し光よりも速く宇宙を飛ぶ方法、そして宇宙飛行に当たっての注意点等を、提督は事細かに説明していきます。
 しかし、その講演が毎年一字一句同じものであることを知っているピート少尉とプロホロヴ大尉は、すっかり飽き飽きしていたのです(^^;)

◎光の韻律

 殉職した宇宙飛行士ウィリアム・J・ラードナーの妻、エイヴィス・ラードナー夫人は、与えられた恩給を元手に投資を行い、金満家となりました。
 ラードナー夫人の自宅は、宝石や工芸品を集めた美術館さながらでした。中でも夫人自身による光の彫刻は、招待客を一人残らず驚嘆に浸らせる程です。しかし、ラードナー夫人はロボットの召使いを多数抱えており、盗みが企てられたことは一度もありません。
 ラードナー夫人は慈善家で優しい人物であり、召し抱えるロボット達を人間として扱っていました。一体のロボット・マックスは初期不良の不具合の為に無能に近い状態でしたが、彼女はマックスを愛すべき性格だと言い、調整の申し出を断っていたのです。
 そんなラードナー夫人が犯した殺人事件とは――。

 いくつかの作品について補足をしておきます。
 『二四三〇年』と『最大の資産』は、どちらも英劇作家/小説家/司会者のJ・B・プリーストリー氏によるノンフィクション"Thoughts in the Wilderness"の一節、

「夜半と明け方との間、寝つかれもせず、すべての古傷がうずくとき、わたしはしばしば未来世界の悪夢のような幻影を見る。充満した全地球に、無数の人々がおり、すべてが番号をつけて登録され、天才の閃き、独創的な精神、豊かな個性の影もないのだ」
(原文:"Between midnight and dawn, when sleep will not come and all the old wounds begin to ache, I often have a nightmare vision of a future world in which there are billions of people, all numbered and registered, with not a gleam of genius anywhere, not an original mind, a rich personality, on the whole packed globe.")

 をネタにお話を膨らませたものだそうです。雑誌社の依頼でプリーストリーの一節を元に『二四三〇年』を書いたものの、内容が雑誌側に気に入ってもらえず、代わりに『最大の資産』を書いたところ、結局雑誌に掲載されたのは『二四三〇年』だった、というややこしい経緯があります(^^;) ネタ元は同じなのに、方向性が全く異なるのが良い対比になっています。
 『チオチモリン、星へ行く』に登場する謎の化学物質チオチモリン("Thiotimoline")はもちろん架空のものですが、アシモフ氏が一九四八年にパロディ論文として発表した『再昇華チオチモリンの吸時性』が初出です。アシモフ氏は生化学者でもあり、(本物の)博士号論文執筆前にトレーニングとして書かれたものだとか。「チオチモリンはあまりに水へ溶けやすい性質を持つ為、水に入れる『前』に溶け始める」という、一発ネタ的設定なのですが、これを真面目に考察してしまうのが面白い点です。吸時性("endochronic properties")と名付けられた性質を利用した不純物除去方法や、実験者の精神診断を行う手段等、固い調子で論じながらも笑いを誘います。『チオチモリン、星へ行く』は論文形式ではなく物語ですけど、やはり少々理屈っぽい印象があります(^^;)
 また、『光の韻律』は〈ロボットもの〉に属するお話です。ストーリー的には関連しないものの、ネタ的には後に書かれる短編『バイセンテニアル・マン』(『アンドリューNDR114』の題名で映画化)を思わせるものがあります。アイディアの元になったのかもしれませんね。

 ショートショートは長さの制約上、あまり複雑な設定は含められず(『好敵手』は短いながらも凝ったお話ですが)、核となるネタが重要になってきます。アシモフ氏はどんでん返しや叙述トリック、駄洒落(^^;)といったオチを大切にされる方ですから、この分野でも力量を遺憾なく発揮してくれます。

この記事へのコメント

  • X^2

    実は一つ前のレヴューの題名を見たとき、アシモフのこの短編集を連想したのですが、やはり題名つながりですか?
    残念ながら一部の短編しか筋を思い出せないのですが、「チオチモリン」は確か「分子内の歪みによって化学結合が未来方向に伸びている」という設定でしたよね。
    2009年12月27日 22:06
  • Manuke

    > 実は一つ前のレヴューの題名を見たとき、アシモフのこの短編集を連想したのですが、やはり題名つながりですか?

    あはは、まさしくその通りです(^^;)

    チオチモリンの方も、おっしゃる通りですね。
    『チオチモリンの驚くべき特性』によると、炭素原子の原子価が同一平面ではなく二つの平面上に伸びていることから、チオチモリン内の炭素原子価は片方が時間軸にある特殊な状態なのだとされています。
    この為に、分子の一部が未来と過去に存在することになり、未来側の部分が未来の水に溶けるのだそうです。
    逆に過去側が排時性(すなわち水がなくなってもまだ溶けている)を引き起こすだろうと推測もされています。

    屁理屈もここまでこねると、もはや脱帽する他はないですね(笑)
    2009年12月28日 00:45
  • nyam

    チオチモリンなのですが、未来の水分を過去へ送る一方で、
    過去の水を未来へ送ることはできません(なぜなら、すぐ溶けるから!)。
    ですから、大量のチオチモリンがあれば、その時代の水の量は増えるはずです。
    そこで、「チオチモリンと地球の水の起源」とか、「チオチモリンと火星緑化」とか、
    すぐに論文がかけるはずです。いま、考えているのは、
    「チオチモリンとすべてのH2Oの同一性について」です??。
    2010年01月02日 18:04
  • Manuke

    チオチモリンを時間移動させるのではなく、水の方を動かす訳ですか。面白いです。

    あるいは、チオチモリンの鏡像異性体があれば、吸時性/排時性が逆に現れるパターンもあり得るのかも……と一瞬思ったのですが、それは単に溶けにくい/沈殿しやすいのと区別が付きませんね(^^;)
    2010年01月03日 01:01
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